ここ3週間ほど、体調を崩している。
熱はないので、仕事が出来ないという程ではないから、結局休まず店を開けるのだが、朝市場に行くのを初めて「辛い」と感じた。
それでも、店には冷凍庫はなく、冷蔵庫のキャパは猫の額よりも狭い。元気なときはなんでもなくこなせていた仕事なのに、、、。無理して、意地は張って貫き通しているコンセプトをさすがに今回ばかりは恨んだ。
昔から、自分を追い込む癖がある。
高校2年の3月、気づいたら僕の偏差値はどん底(全てはロックミュージックのせい)。担任からは「頑張れば地元の国立大には入れるかもしれないぞ」と言われる始末。それでも、どうしても、なにがなんでも茨城を出たくて(花の都大東京に行きたくて)、一年間一日も休まず勉強(我ながら、本当に良く勉強したと思う)。結果、合格。
根が面倒くさがりで、時間もお金もあればあるだけ使ってしまう方だから、借金で全然余裕がなくて、必死でやってようやくトントンの今のこのやり方が僕には向いている。
オーナーシェフの華やかな暮らしなんて嘘っぱちだ。
夢を叶えたら、夢のような暮らしが待っているなんて噓っぱちだ。
待っているのはプライドのために、地べた這いつくばってようやく生きていけるギリギリの生活。
そして、たくさんのお客さんに囲まれて、これ以上ない幸せを噛み締められる生活。
西日本は大時化らしい。
明日も魚は少なそうだ。