水戸芸術館についてよく考える。

いったい一年間に水戸市民の何%が水戸芸術館に足を運ぶのだろう?
(調べたのですが分かりませんでした。正確なデータをお持ちの方、一報お待ちしています)

正確なデータは分からないが、僕の実感からするとその数値は恐ろしく低いはずだ。
好きな人はとことん好きで、情報を集め何度も通う。
興味がない人は小学生の時の社会科見学以来足を運んだこともない。

そしてある意味それは当然のことだ。
いい美術館を目指すなら、その視線の先には東京が、世界が見えてなきゃ行けないはずだから。
芸術が大衆に迎合するとロクな結末がないのは歴史が証明している

最初からそういうジレンマをはらんでいるにも関わらず、水戸芸術館は水戸市の中心に位置しているという理由で、市街地活性化プロジェクトに駆り出されている。

要するにあの「くねくねタワー」は水戸市のシンボルであり、芸術都市水戸の精神的支柱であり続けているのだ。
ここ10年でいくつ映画館が潰れても「大丈夫、僕らには水戸芸があるじゃん」と。

格差社会といわれるが、文化においてもその傾向は著しい。
水戸には「水戸芸」か「シネコン/ボーリング/パチンコ屋」しかないのだ。
(つづく)