「腐ってるよ!この街はよ!」
閉店後、いつものようにおどけて入ってきたかと思ったら突然泣き始めた。
いつもは親父ギャグと下ネタのばかりの人だから、びっくりした。
横を見るとタグチはモンチッチ顔でもらい泣きしていた。
フジオはいつものようにおどけてみせるが、イマイチキレがない。
僕は、泣くのは悔しいからフライヤーの油汚れをピカピカになるまで磨き続けた。
そしてみっともなく泣ける、僕よりいくつか年上のその大人を羨ましく思った。
アナタみたいな大人がいれば、もうしばらくは大丈夫。
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日に日にお客さんが減っている。
口コミと営業努力で頑張ってきたが、本気でそろそろ限界なのかも。
もう打つ手はないのだろうか?
ディナーが散々で、明日は仕入れが出来ない。
悔しいけれど、現実を受け止めなきゃいけない。