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「盛大なサヨナラパーティーなんか要らないから、細々とでもいいから続けて欲しかった。お客さんが減ってるとはいっても、まだまだこんなに愛されてるんだし」
ここ最近いただいたたくさんの言葉の中で、いちばんずっしり心に響いたものです。本当にその通りだし、僕自身もずっと模索し続けてきました。でも自分の夢(あえてそう書きますね)と家族との生活といろいろな役割と続いていく人生と、その全てを天秤にかけた時、どうしても「この場所で店を続ける」という結論にはたどり着けませんでした。去年起こしてしまった事故で僕は僕の限界をまざまざと見せつけられましたし、(皮肉なことではありますが)妻や家族の有難みも同時に痛感しました。
閉店を発表してから3ヶ月の間、本当にたくさんのお客様にご来店いただきました。特に最後の1ヶ月は「しんみりするより残されたのblackbirdの時間を思いっきり楽しもう!」というみなさんの気持ちが大きなうねりとなって店中に充満し、経験した事のないようはグルーヴ感が生まれていました。店主として、そういう現場に立ち会えたことに感謝いたします。きっとこれからの僕自身を支えてくれる宝物となるでしょう。
そしてもう一度みなさんと笑顔の再開をするために、Blackbirdは少しずつ新しいステージを作りはじめています。
8年半のご愛顧、本当にありがとうございました。

これからもBlackbirdをどうぞご贔屓に。
Blackbird

代表 沼田 健一
photo : 加藤 誠洋