久しぶりに家族3人そろっての休み。
朝からアリタリア航空の経営破綻についての対策を考える。ネットで情報をかき集め、どうするのが一番最適かを考える。こういう時亜紀は有能だ。今回の旅行、俺が言い出したのに店のことで忙しすぎてほとんど亜紀に任せっきり。でももともと大の旅行好きだから必死さが違う。その姿を見ているだけでも行くことにして良かったと思う。10日間も離れて暮らしていて(途中電話はしょっちゅうしていたにも関わらず)店のこと、新しく借りる部屋のこと、とにかく話すことが山ほどある。お互いに機関銃のようにしゃべる。
昼前に家を出て、新宿に楓のパスポートを取りにいく。白黒の写真が昔の人形みたいでウケる。はじめての海外。大丈夫かな。
お昼は新宿3丁目の「イル・バーカロ」で。沼田家がしょっちゅうお邪魔している吉祥寺のスーペルバッコの姉妹店で、一度行ってみたかったところだ。地下2階という立地にも関わらず、すごく混んでいる。やっぱり賑わっている店っていいな。もう少し若いときは静かなカフェが大好きだったが、最近はギャルソンの動きが優雅で、がやがやしたにぎやかな店に惹かれる。大人になったんだろうか?カウンターの作りなど、店の作りを眺め、参考になりそうな部分を素早くメモする。1年前に店のネタ帳として買ったモレスキンの手帳も、かなりいろいろな情報でいっぱいになってきた。当たり前のことだが、書き留めておくのは本当に大切なことだと思う。

銀座松屋で開催されているデザイン物産展へ。
広い会場にはアンビエントのような音楽が流れていて、静かなんだけど程よい緊張感が漂っている。入り口から入るとナガオカさんの姿が。挨拶をすると楓が恥ずかしがって固まっている(今日何人もの知り合いに会ったが、全員の前で固まっていた:笑)。物産展はそれはそれは素晴らしいものでした。よくもまあこんなものを作ったなと。特にi-Podに入っていた情報が素晴らしかった。最新のテクノロジーをこういう形でさりげなく使うセンスには脱帽。
17時から寄せ木細工の実演を見る。実は寄せ木細工には深い思い入れがある。5年前の3月、結婚式の後一泊二日で行った箱根の新婚旅行で買ってきた唯一のお土産が寄せ木細工で作られた箸置き。今も家の食卓で当たり前のように使われており、それが目の前で作られていく様にちょっと感慨深くなる。
松屋を後にし、そのまま歩いてAUX BACCHANALESに。
まだ原宿にバカナルがあった頃、結婚前の亜紀と一緒によく行ってたっけ。「スーペルバッコ」もそうだけど、こういうクラシカルでどこにでもありそうな店がすごく好きだ。家具や、デザインに頼らずに、でもきちんと作られている。blackbirdはそんな店を目指そう。サーモンのマリネ、ラタトゥイユ、魚介のスープ、フレンチフライ、パン。どれもおいしく、大満足。ごちそうさまでした。
家に帰ると、岩松さんから店の図面が届いている。仕事の早さにびっくりする。実際に図面になって見るとすごくイメージが湧くと共に、問題点も浮き彫りになる。すぐにフジオにメールしてカウンター周りの修正点を求める。店の広さの割に欲張って席数を広く取り過ぎなのだろうか?もっと改良できるはず。ここでしっかりとシミュレーションしておかないと、後で苦労する。そんな事例はいっぱい見てきているから、慎重にいこう。
少しずつ店が出来上がっていく。
本当に楽しい。