10月24日
ランチ中、バンコに来ていたミチヨさん。
「茨城新聞に出てたね。よかったじゃん」
「えっ?ウチですか?
知らない(笑)」
遠方で読んでくれている読者のために全文掲載します。
(茨城新聞社の方。NGだったらご一報ください。削除します)
羅針盤〈常陽アークだより〉
《魅力ある店舗の連鎖を》
水戸南町に、ブラックバードというイタリアン・レストランがある。都内で飲食関係の仕事をしていた沼田健一さんが、出身地の茨城県で独立したいとの思いを実現し、亜紀夫人とともに昨年12月に開店した。水戸芸術館に近い立地で、アートを意識した店作りをしている。冷凍庫は置かず日々新鮮な、それもなるべく地の食材を仕入れる。その日の仕入れによってメニューを決める。パンやドルチェ(デザート)は自家製を、飲み物の専門家バリスタを置いて本格的なエスプレッソなどを立ち飲みでも提供する。街の散策や、コンサート帰りに立ち寄れる止まり木になりたい。そんなコンセプトが受け、にぎわっている。
一方隣には昭和元年創業、昔懐かしいあんパンや甘食などが並ぶ町のパン屋木村屋がある。この10月、木村屋は店舗を改装し、昔の面影を残しながらもモダンな店に生まれ変わった。品ぞろえにバケットやチーズ、ワインなども加わった。3代目として家業を継いだ中山俊宏さんは、ワインの仕事に携わっていた経験を生かすこと、店舗を改装することをずっと思い描いていた。その思いが、沼田さん夫妻の思いと共鳴して花開いたかのようだ。隣接する二店舗は新鮮な街並を形成し、街ゆく人々を引き付けている。
中心市街地の空洞化が進んでいるといわれている。補助金も投入されているが、効果を挙げているとは言い難い。ブラックバードと木村屋の相互作用に注目すべきだ。魅力的な店は、それだけて人を呼び込める。触発されて周辺の店が生まれ変われば、街の魅力も高まる。この循環を広げられないだろうか。街の魅力の一つは集積そのものにある。空き店舗を放置すれば、街の魅力が損なわれる。それならば例えば家賃を下げてでも、貸せば良い。魅力をもつ店が加われば、店舗の貸し手、借り手、消費者、商店街にとってのメリットが生まれる。既存店舗の魅力を高めることも不可欠だ。商店街の各店舗は集積メリットを享受しているのだから、自店の魅力を高め、商店街の魅力向上に貢献する義務がある。そのために何をすべきか、何ができるのかの一例が、2軒の連鎖ではないだろうか。
商店街に勢いが無くなった理由は多様で、単純な解決は見当たらない。しかし、魅力のある店には人が集まる。ブラックバードと木村屋が起こした波紋が、さらに広がっていくことを期待している。。
常陽地域研究センター 総括主任研究員 萩原 篤
こういう風に評価をされるのは、素直に嬉しい。
実際に木村屋がリニューアルしてからずっと調子がいい。
でも別になんてことはない。
紹介料もバックマージンも補助金も手数料もなにもない。
僕は毎朝市場の帰りに木村屋さんに寄る。
最近のお気に入りはトンカツパンとメロンパン。
若旦那もヨシエさん(若旦那の右腕)も休憩中にエスプレッソを飲みに来てくれる。
女将のセツコさんも時々パスタを食べに来てくれる。
ただそれだけだ。
そしてそれが一番大切なことなんだ。