9月9日 快晴

娘を保育園に送って行った後、一度帰宅。ラヴァーズロック聴きながら、洗濯機を2回回し、部屋の掃除をする。天気が良くてすごーく気持ちがいい。

 

昼は「納豆スパゲッティー」

鍋に納豆と麺つゆを暖め、梅酢とゆで汁、ごま油を入れ乳化させる。ゆであがったパスタを加えしっかり振る。仕上げにもう一度ごま油。皿に盛って炙って香りをたてた板海苔、刻んだしそ、胡麻を振って出来上がり。

blackbirdでは明太子スパゲッティーや和風○○○スパゲッティーなどの”和”のパスタはいっさいやらない予定だが、場所は水戸だし、僕はとにかく納豆が大好きだから、最高の納豆で「世界一の納豆スパゲッティー」だけはやろうと思っている。今日の出来は50点かな。旨いけど、お客様からお金をいただける味じゃない。次は水切りした木綿豆腐をぐしゃぐしゃに潰して入れてみよう。

 

午後はひたすら事務的な作業。ここにきて店の準備に加えて引っ越しの手続きもしなきゃいけないからそれだけでも一仕事だ。

 

夜は立川店のスタッフが主催してくれた送別会に出席。19時に始まって3次会のカラオケが終わったのが朝5時!それでもその日仕事があるにも関わらず、大半のみんなが残ってくれて、一人一人といろいろな話が出来てうれしかったな。ありがとう。プレゼントのフォトフレーム、大切にします。

帰りに明太子おにぎりを買って、食べて寝る。

長い一日。


看板

外壁にはツタが絡まってなかなかいい感じになっていました。ぱっと見は田舎の素朴な感じのレストランです。元ドライブインの建物はステーキハウスかなにかみたい。

 

 

 

 

 

入り口横の湧き水。

通称「イイデヴァの泉」

こんこんと湧き出る水は甘くておいしい。

全ての料理に使われているのだそう。

贅沢。

 

 

 

入り口入ってすぐのポスター

庄内の地図と、生産者の写真が張ってありました。

にしてもこんなにたくさん!

 

 

 

 

 

手書きの黒板メニュー

これがかの有名な手書きの黒板メニュー!予備校の黒板くらいの面積はあります。しかもグランドメニューはまた別にあるという・・・。本当に底が知れない。このメニュー見るためだけでも来る価値あります。


晴れたり曇ったり。鶴岡滞在4日目。最終日。

またしても明け方目が覚めると、近くの台所で話し声が。ひょっとして寝坊した?と思って時計を見るとまだ4時過ぎ。ってことは誰かが寝ないで起きているんだと思って聞いていると、どうやら亜紀達3姉妹とお義母さんの話が盛り上がっているよう。そういえば僕が寝る直前(12時前)から盛り上がってたな。それにしても4時間以上。本当に仲がいい。そのまままた店のことを考える。東京に帰ったら本気で大忙しだ。そして二度寝。

 

最終日はゆっくり起きて遅い朝食。炊きたてのごはん、明太子、みそ汁、豆の煮たの、たくあん等々。おいしい。

 

昼過ぎ、たまったブログを書きにネットカフェへ。3日分をまとめて書く。もう少し早く的確に書けるようにならないと、これから忙しくなるとこの分量で書き続けるのは難しくなるなぁ。結局2時間以上かかってしまう。

 

空港へはお義父さんに送ってもらう。みんなが帰った後の家は寂しいんだろうな。次は店のオープニングパーティーに必ず来て下さいとお願いする。

帰りの井の頭線で亜紀と中吊りを眺めながら、最近の女性ファッション誌の細分化と高齢化ついての考察を話し合う。なんであんなにいっぱい出てんの?それで成立してんの?sweetとspringってどう住み分けてんの?等々。下らないが、結構笑える。

4日間、本当にのんびりぐーたら出来ました。やっぱり食い物が旨い所はいいな。庄内平野最高!来年も楽しみにしていまーす。


朝から雨。鶴岡滞在3日目。

今日も朝から目が覚めてしまう。窓からもれる明かりで店の図面をぼーっと眺める。

今日は待ちに待ったアルケッチャーノでランチだ。3年前、ブルータスのイタリアン特集のトップ記事でアルケッチャーノの存在を知ってから、毎年夏の鶴岡滞在に合わせて予約をお願いしているのだ。僕が田舎で店をやろうと思ったきっかけになった店(ちなみにもう一つは那須のshozo)。地産地消の先駆けとなり、未だに毎日予約で一杯のレストラン。

以下、シェフお任せのランチコース。

 ブリのシンプルなカルパッチョ。

塩(日本海の海水から作られた)、レモン汁、エクストラバージンオイル、セロリ、イタリアンパセリ。名前の通りのシンプルさ。 「ちょっと薄いかな」というぎりぎりの塩加減だが、その分ブリの味がしっかり感じられる。 旨い。

 

 

 

 自家製ヤギのリコッタチーズ、ミディトマトの冷製パスタ

リコッタチーズはふんわりして口の中でとろけるんだけど、しっかりとコクがあり、下にまとわりつくような感じ。湯剥きしたミディトマトは甘いだけでなく程よい酸味でフレッシュそのもの。皿はキンキンに冷えていて、周りにパウダー状にした塩がかかってる。薄いと感じたらその塩を軽くぬぐって食べればいいってわけか。 旨い。

 

 

 赤海老のリゾット

庄内米の「はえぬき」のリゾット。海老のブロードで炊いてある米は、オーブン(バーナーかも)で焼き目がついており、香ばしい香りで思わずよだれが・・・。ほんのり火を入れた赤海老はやわらかく海老好きの僕には絶句の旨さ。頭の中の味噌までしっかりいただきました。

 

 

 生ハムと庄内産フレッシュマッシュルームのクリームパスタ

これでもか!とばかりに乗ったマッシュルームは切り立てで、パスタの湯気に乗っていい香り。ペースト状にしたマッシュルームを生クリームで伸ばしたソースはそれだけでもおいしいのに、しゃきしゃきのマッシュルームと庄内豚の生ハムが乗ってもう最高!言葉がないっす。旨い。

 

 

  

 ノドグロのアクアパッツァ

シンプルな皿。鯛に似た身を持つノドグロを一匹丸ごと使った皿。アサリ、オリーブ、ケーパー、セミドライトマト、イタリアンパセリ、水のみかな。あっさりしてるけど、スープはうまみたっぷり! 

 

 

 

庄内牛のグリル バルサミコソース

しっかり焦げ目をつけて焼いた庄内牛に煮詰めただけのバルサミコ酢、スライスしたガーリック、ルッコラの相変わらずシンプルな皿。なのになんでこんなにおいしいんだろう。素材のせいもあるけど、塩だな。いい素材といい塩。それだけあればもう十分という潔さ。おいしいな。

 

 

というわけで、食べ終わるまでに2時間半!デザートの盛り合わせもあったけど、がっついて写真撮りわすれた(笑)本当になんてレベルが高いんだろう。そして嫌味なく自然に「~さんちのトマト」とか言えるのも本当の意味で地元に密着しているからだろうな。今回も完敗です!blackbirdもがんばっておいしい素敵な店にしよう。

店から出ると駐車場は満車。福島ナンバーの観光バス!まで来てる。

すごいな。


曇り/雨 鶴岡滞在2日目。

明け方目が覚めてしまう。何時くらいだろう。うっすら明るいから5時前か。そのまま静かに店のことを考える。のんびりしようと思ったけど、やっぱり気になる。

朝食後、お義父さんに開業計画書を見せ、話を聞いてもらう。娘の旦那が何を始めようとしているのか、それはどういう規模でどのくらい金がかかるのか。本当にやっていけるのか。凄く気にしてくれている。1時間以上、出来るだけ分かりやすく説明する。そしていろいろアドバイスをいただく。お義父さんは大きくはないけど、会社を経営しているから、経営の部分やお金の部分は凄くシビアだし、いろいろなところに食べに行っているから、お客としての意見も的確。「そういう仕事はいつまでも誰かに使われっぱなしじゃな。自分で店を持つのはリスクはあるだろうけど、その分緊張感を持って仕事ができる」と言ってくれる。そしてできる限りの応援と協力を約束してくれる。僕自身軽く緊張していたから、ホッとしたし、本当にありがたい。

しばらくすると亜紀の妹と姪っ子2人(2歳、3ヶ月)が来た。夕方には一番下の妹もくる予定で、今日は久しぶりに全員集合だ。

お昼はちょっと前にできたナポリピッツァ屋から宅配をお願いすることに。もともとやっていた洋食屋(?)をイタリアから帰ってきた息子がピッツエリアに改装したというから味は抜群。マルゲリータがやっぱりおいしい!ブログ用に写真を撮る前に全部食べちゃいました。

ちょっと昼寝して起きると、夕飯用に買ってきた肉を焼いてくれということ。なんと米沢牛のサーロインが5枚!こんなでかい肉幾らすんだ?軽く興奮して一気に料理モードに切り替える。どう調理しよう・・・。でも塩、胡椒がいちばんいいな。幸いおいしい岩塩と、ミルに入った粒のブラックペッパーもあるし。慣れない台所での料理だが、やっぱり楽しい。

夕飯は、出前の寿司(前日のよりさらにおいしい!甘エビなんかトロトロでもう!)、米沢牛のサーロインステーキ(これもびっくりの旨さ!こんな旨い肉、久しぶりに食べた!)、枝豆たくさん(これも旨い!飽きない)。たっぷりのビールと、お土産に持ってきたちょっといい赤ワイン。ちょっとせこいけど、2回に分けて食べたい気分(笑)。もうこれ以上無理!って言うくらい食べて飲んで話をして。にぎやかで楽しい夜でした。


9月5日 曇り 鶴岡滞在初日

前日、開業計画書の仕上げが深夜3時までかかる。

結婚してから夏は亜紀の実家の山形県鶴岡市、正月は僕の実家に行くというサイクルで帰省してきた。鶴岡市は庄内平野の南側にあって、本当に食べ物がおいしいところ。毎年申し訳ないくらいおいしいものをご馳走になる。今年は何が食べられるのかな。

11時半に羽田に着く。娘が飛行機の大きさにはしゃいでいる。どこかに行くっていいな。手作りのおにぎり屋でおかか、シャケ、天むすを買う。飛行機は定刻通りのフライトで、1時間後には鶴岡に着いてしまった。娘が迎えに来てくれたお義父さんに抱きつく。退職してからもずーっとバタバタとまったく休みを取ることなく過ごしてきたからこの4日間は少しゆっくりしよう。

「庄内おばこの里」という野菜、魚の市場に巨大な食堂がくっついたような場所で遅めのお昼を食べる。寿司定食、¥1000。もう本当にこれが¥1000か?って言うくらいおいしい。鶴岡は海も平地も山も全部あってものすごく肥沃な土地。食べ物がおいしいっていいな。市場のほうもさすがの面白さ。小さめの毛蟹が1パイ¥80!パスタにしたらおいしいだろうな。一人分にちょうどよさそうな15cmくらいの花鯛も¥200で売ってる。これはアクアパッツアかな。あとだだちゃ豆。当たり前のように試食が出てる!甘い!もうすぐシーズン終わりみたいだけど、来年送ってもらって冷製のポタージュにしよう。原価があがるけど、なんとかなるっしょ。

帰って昼寝させてもらう。夕べの寝不足もあって泥のように眠る。

夕飯は家で。

ノドグロの塩焼き、蒸した毛蟹(両方さっきの市場から)、採れたての枝豆山盛り。お義父さんは凄く酒が強い。久しぶりに飲んで、大いに酔っ払う。高校生クイズで水戸第一がベスト4まで残った。僕も友達に誘われて高1の時西武球場まで行ったけ。ウエーブとかして。懐かしいな。


12時過ぎまで寝る。軽い二日酔いと、歌いすぎで喉が痛い。風呂に入ってゆっくり体を暖める。

15時からDで岩松さん、フジオと図面の打ち合わせ。ドリンクカウンター周辺はフジオの担当だから、全てが決まってしまう前に確認しておきたかったのだ。この前電話で伝えたアイデアの図面を元に話を進める。う〜ん、完璧と思ったんだけど、やっぱりちょっとしっくりこない。席数を減らさないようにすると通路が確保できず、現実的に収まりきらない箇所がいくつかある。入り口のガラスを取払い、扉を右側に持ってくるアイデアで一気にすべてが上手く行き始める。どうしても作りたかったコの字型のボックスベンチシート(8人掛け!ファミレスみたいなやつ!)もすっぽり収まった!これで本当に完璧。スタッフの動き、オペレーションも含めて全てが見える感じ。フジオも最終的な図面には納得したようだ。

昨日の開業計画で店作りにかかるお金が出たが、かなりの予算オーバー。自分が立てた予算が甘かったってのもあるけど、たかだか17坪の店を作るのにこんなにお金がかかるのか・・・.でも初期投資をしっかりしてその分人件費を抑えられそうだからなんとかやって行けるはず。

帰りの電車でフジオと今後のスケジュールの打ち合わせ。お互いに少し先が見えたことに安心する。


快晴。娘を保育園に送って行った後、部屋に戻り融資を受けるための開業計画書の作成。のびのびになってしまっていたが、今日中に完成させないと。

各項目1ページで以下の構成。

1表紙/2開業に至った経緯/3スタッフ経歴/4物件情報/5コンセプト/

6投資計画/7返済計画/8損益計算表/9売上シミュレーション/10資料

半年くらい前から考えてはきたが、物件が決まらない書けない項目が多く手が付けられなかった。そして数字が絡むことが多く苦手な作業ばかりだが、それでもやり始めると夢中になりどんどん進む。数字の部分は前日までに本を読みながら書き出したものをエクセルに落とし込んでいく。頭の中やノートの中にとっ散らかっていたものがすっきりしていく。こうして書き出してみるのって大切なことなんだな。結局6時間くらいかかってようやく完成。なかなかの出来だ。

そして今日はD&DEPARTMENT東京店の送別会。

いつもの会場、恵比寿のBAR AUDIO。20時からだが書類作成が終わらず、30分遅刻してしまう(遅れてすみませんでした。でもどうしても終わらせたかったんです)。中に入ると入り口すぐにナガオカさんが座っている。普段はほとんど送別会には参加されないから、すごくありがたい。乾杯の後、さっそくナガオカさんの所に行き、ずうずうしくも店の資料を見せながらいろいろ聞いていただく。「すごく楽しみにしてる」と言っていただけた。うれしいな。

可能な限り、いろいろな人と話をするようにし、お礼を言う。みんなこのブログを読んでくれているようで、いろいろなことを知っている。ある人に「ブログを読んでいるとなんか自分もblackbird projectに参加してるみたいな気持ちになるんですよ」と言われたのがうれしかったな。そしていつものように僕がDJをやってぐちゃぐちゃに(笑)。もうDJすることもないのかな。最後にプレゼントをいただき、マイクをもって挨拶をする。すこし泣きそうになったが、我慢する。泣くのは店のオープンまでとっておこう。

2次会は朝までカラオケ。カラオケって何年ぶりだろう。普段行かないくせに、行くとスイッチが入っていろいろ歌う。みんなのうた、シーソーゲーム、日曜日よりの使者。10年前から歌うものが変わっていない・・・。

始発までまだ時間があったから、恵比寿から渋谷まで歩く。こういうことって東京を離れたらもうないんだろうな。


快晴。

朝、娘がいつまでたっても起きない。最近はちょっと起こせばさっと自分で起きるのに。どうにか起こすと様子が変だ。おでこを触ってみるが熱はなさそうだ。「ママがいい」ばかり言っている。いろいろ尋ねてみると、どうやら原因は昨夜の口論にあるらしい。大声で怒鳴ったりはしていないが、それでも娘は敏感に感じ取るのだ。もうすぐ3歳。もっと気をつけないと。それでも亜紀が出かけるとけろっとしている。車で保育園まで送って行き、そのまま井の頭線で渋谷、半蔵門線で九段下まで行く。約束の時間まで2時間近くあるので、靖国神社をお参りする。つかの間の安らぎ。木陰のベンチに座って今日一日やらなければならないことの整理をしたり、業者に電話をしたりかかってきたりする。

11時半に元ダイニング大阪店料理長のヒロマサ夫妻とその友人のあきさんに会う。ヒロマサ夫妻とはお互いの退職後もかなり密に連絡を取り合っており、亜紀がマクロビオティックにハマるきっかけにもなった間柄。あきさんはしんちゃん(旦那)がダイニングの東京店で働いている当時(6年くらい前だそう)のスタッフで、今はマクロビオティック料理研究家として活動中で、これまた夫妻がマクロビオティックにハマるきっかけになった人。そして10月からシチリアに長期滞在することが決まっており、今回偶然同じ時期にシチリアに旅行に行く僕を引き合わせる目的でヒロマサ夫妻が時間を作ってくれたのだ。僕らは当初の予定ではミラノ経由でシチリアの西側、パレルモに行く予定だったが、あきさんにレストランやワイン、ホテルなどの貴重な情報を教えていただけたり、タイミングが合えば現地でぶどうの収穫を実際に体験できる(!!!)かもということで急遽東側のシラクーサに変更。天候の都合で出来なくなっても、葡萄畑やカンティーナを見ることができるなんて!店にとってそういう縁や思い出がどれほど大切になるかを考えるとぞくぞくする。ランチの場所は「DEEP PASTA」という本を出しているシェフがオーナーの「トルッキオ」というリストランテ。10種類以上の手打ちのパスタが有名で、自分の店で手打ちもやろうと思っているから東京にいる間に一度行ってみたかったのだ。僕は「海の幸と山の幸のトマトソース タリアテッレ」を食べたが、卵黄だけで(おそらく)つないだ黄色いパスタは、モチモチというよりしっかりとしたコシがあるタイプでとても美味しい。海の幸もとても新鮮で、ランチでこんなハイレベルのものが出せるなんて。すごいな。シチリアの話や僕の店の話、夫妻の長野暮らしの話など、尽きることはなく充実した時間を過ごす。あらためて出会いに感謝。

あきさん、ヒロマサ夫妻と別れてから保育園のお迎えにはまだ時間があったので下北で途中下車することに。なんで下北って「下北にしかいない」ような人がこんなにうじゃうじゃいるんだろう?バンド、演劇、アングラetc・・・。途中久しぶりに行った雑貨屋で小さい鳥かごを見つけ、店のディスプレイ用に買う。

フレッシュネスバーガーのテラスでアイスラテを飲みながらまた図面を眺める。全てがすっぽりハマったんだけど、このままだと最大3人、最小2人で回せない。客数/予想売り上げに対する人件費を考えるとそれは致命的な欠陥だ。先入観を捨てもう一度考えていると、ある考えが浮かぶ。忘れないうちに図面を手書きで書き直してみると、問題が一気に解決され、店の特徴がよりくっきりした配置になった。あわてて岩松さんに電話をし、変更可能かの確認をする。こっちの伝えたいことをさっと理解してくれ、同意を得ることが出来た。やった!12日の金曜日には実際に工事をお願いすることになる水戸の工務店との打ち合わせが既に入っており、図面の仕上げも時間的にぎりぎりになってきた。今週は金曜日から4日間、亜紀の実家の山形県鶴岡市に行く予定が入っており、どうしてもその前に打ち合わせをしておきたい。岩松さんにお願いして木曜日の昼過ぎに時間を作ってもらう。

娘を迎えに行って、帰宅。晩ご飯を作る。完全に主夫だ。

前日亜紀が作っておいてくれたカボチャと昆布の煮物、蒸したとうもろこしとオクラ、千切りにした大和芋としそ、車麩、大根、人参、海苔のスープ、納豆、ごま塩、玄米。デザートにデラウェア。僕自身はマクロビオティックの勉強をしているわけではないが、家にある材料で料理すると必然的にこうなる。でも悪くない。素材が良くて、他に納豆さえあればいいのだ、僕は。

娘はおいしそうに食べてくれる。「とうもろこしゆでたからね」というと「“ゆでた”じゃないよ、“蒸した”でしょ」と言われた!将来は料理研究家だな、こりゃ。

買ってきた鳥かごにレゴのイヌとニワトリを入れると娘が喜ぶ。

開業計画を書き始めるが、あまりにも眠い。諦めて寝る。


7時にすっと目が覚める。

ぱっと朝食を済ませ、楓を車で保育園に送っていく。BGMの「ううあうた」を一緒に歌う。たかだか10分の道のりだが、楓は僕に似て乗り物酔いがひどい。

 

今日一日やることを書き出してみる。

•中古車のディーラーとの交渉

•エスプレッソマシンの交渉と納期の確認

•引っ越し用の住民票を取りにいく。

•店の図面のチェック。同時にスタッフの動きを考えたオーペレーション作り。

特に図面のチェックに時間をかけようと思っていたが、なにかと電話が鳴って集中できない。今の図面だと最大25席(+立ち飲み)取れるが、少し詰め込み過ぎかも。23席に減らして、そこにレジを置く配置にしてみる。ガスコンロも5口のオーブン一体型の他に仕込み用に低いレンジが欲しかったが、スペースを考え外すことに。その他、目を閉じてお客さんが実際に来たことを想像してみると、欠点がぼろぼろ出てくる。まだまだ穴だらけだ。岩松さんとフジオからもいろいろ出てくる。特に難しいのが、ランチのピークにテイクアウトが重なったらどうするかだ。blackbirdは本当においしいものを提供したいという想いからランチのコーヒーもエスプレッソ(ラテ)のみで、ドリップはやらないと決めている。肉を使わないのと同じ意味合いでだ。要は引き算で店を作りたいのだ。

 

地元の友人が紹介してくれた内装屋から電話がある。12日、水戸に帰った日の夕方に打ち合わせを入れる。それまでに図面を固めないと。

 

夕方楓を迎えにいく。最近、一緒にいる時間が長くて、それまでは「ママがいい!」ばっかりだったのに、僕を選んでくれることも増えてきた。遊べるときになるべく遊ぼう。店が始まったらかまってあげられなくなる。

 

夜、亜紀と考え方のことで口論になる。

「あなたは理想ばっかりじゃない。少しはお金のことを考えてるの?」

悔しいがその通りだ。僕はいつも理想ばっかりだ。でも悪い感じは残らない。必要なことなのだ。そして、綱渡りでも生きていくために必死で考えなければならないのだ。

 

とにかく一日中交渉してばかり。

どっと疲れているのが分かる。