15日 曇り/雨

朝からオープニングレセプションのDM案メールを書く。「低予算で、特別なことをしないで、みんなをどうやってびっくりさせるか」知恵を絞る。イタリアから帰ってきたら11月。オープンまで1ヶ月だ。早めにいろいろなことを進めておかないと。

 

13時に設計の岩松さんが来て、工務店さんと打ち合わせ。前回見積りに対する減額案と変更点を伝え、それに対しアイデアをいただく。ここからはひとつひとつの素材について細かく話し合い、決定していく作業が続く。岩松さんが僕の好みを把握していてくれているからかなりやりやすく、交渉もスムーズに進む。

 

その後予定には無かったが、厨房屋さんに行くことに。最新の図面をお渡しし、細かい調整をしていく。全部中古でそろえるために、いろいろと無理を聞いてもらう。こっちも大きな問題なくいけそう。

 

家に帰って、水戸近郊の業務用中古家具屋でいいところがないか検索してみる。う〜ん、ろくなの無い。イスを探しているんだけど、バラバラじゃなく統一感があるものがいいからリサイクルショップじゃダメなのだ。試しに業界最大手の「テンポスバスターズ」のサイトを見てみると、いい感じのイスが出ている。慌てて調べてみると、なんとメーカーはカリモクらしい。数も8脚あり、探していた数と同数。「イスは座ってみないと・・・」とは思うが、でも予算内だし清水の舞台から飛び降りる気持ちで買う。でもこれ本当にカリモクなのか?このエンブレムはなに?よくわからないけど、凄く気に入ったからどっちでもいいや。D&Dのスタッフで知ってる方、いたらメールください。

 

 

 

 

 

 

emblem(type3)

 type2から更に微調整を加えて、ついにエンブレムが完成しました。

もう文句無し。これ以上ない出来です。

14日 曇/雨

午後、国際免許を取りに運転免許センターへ。

シチリアではレンタカーを借りっぱなしにして、終始車で行動する。まさか自分がゴッドファーザーの地で車を運転するとは。ちょっとビビってはいるけど、みんながフェラーリかっ飛ばしてるわけじゃあるまいし、なんとかなるだろ。ここぞという時楽天的になれるのが僕のいいところだ(と思うことにしよう)。

もうイタリア行きまで後1週間に迫った。僕は店の準備でそれどころではなく、チケット/ホテル/レンタカー/現地での行動等、全てアキに任せてきたが、せっかく行くんだしそろそろそっちに気持ちを向けていかなきゃ。まず地図と会話だ。

 

風呂に入っていると娘が「シュウチシン♪シュウチシン♪」と突然歌い出した。どこで覚えてきたんだろう。保育園だろうな。

自慢になるかどうか分からないが、うちにはテレビがない。1年くらい前まではMacで見ることが出来たが、OSをアップデートしたら見れなくなったのでそのままにしている。そもそも忙しすぎて見る暇なんてなかったし。娘はテレビのことを「テベリ」と言っているくらいだ(笑)この教育方針にはアキも同意しているし、この先うちにテレビが導入されることはもうないだろう。その代わりと言っては何だが、うちには結構な数の絵本がある。そしてDVDも選んだもの(オールドディズニー、PIXER、セサミストリート、ジブリ)を見せている。どんなに娘にせがまれようと、「僕の目ん玉の黒いうちはテベリは見せん!」と今から言っておこう。公共広告機構みたいな発言で恥ずかしいが、それでも言わせてもらう。

「本は人生を豊かにする」

本を「音楽」「旅」に置き換えてもいい。

僕にとってblackbirdとは、そういうことを共有するための場所だ。

13日 快晴 車を運転していると暑いくらい

朝、テレビの前に置いてあったPIXERのアニメーション映画「CARS」のDVDを娘にせがまれて見る。いかにもアメリカ的な「生意気な主人公がいろいろあって成長していくストーリー」なのがすぐに分かってあんまり期待していなかったんだけど、途中からぐぐっと引き込まれ最後には涙。こういう自己犠牲的なストーリー、「ずるいなぁ」と思いつつも嫌いじゃない。自分の思考回路ってつくづく単純だなぁと思う。なんたって生涯における好きな映画ランキング暫定1位が「ショーシャンクの空に」だからね。

 

 

ナス

ナス

気づくと娘は外でじいじばあばと自家菜園にじょーろで水をあげている。なんとも微笑ましい光景。実家の庭には小さな畑があって、今はナス、しそ、ネギが植わってた。たまに食卓にも上るけど、うまい。やっぱり採れたてにかなうものはない。水も未だに井戸からくみ上げていて(普段は水道水を使っているんだけど)、風呂や洗濯に使っている。試しに飲んでみたら冷たくてうまい。昔飲んでいた水の味がする。やっぱり自分のルーツはこの家であり、この土地にある。

 

 

 

もうすぐ誕生日の娘に何か買ってくれるというので「無印の自転車」をお願いする事に。水戸内原のジャスコに見に行くと、在庫がなく取り寄せになってしまったが、急いでないので構わず買ってもらう。自転車かぁ、乗れるのかな。でも早いものだなぁ。

連休の最終日という事もあり店内はとにかく凄い人。やっぱりこりゃ駅前から人がいなくなるわ。最近じゃ高校生のナンパスポットにもなっているらしい(笑)

 

アキの帰りが遅かったので娘と2人で晩ご飯。

「久松農園の秋なすとオリーブ、ケーパーのトマトソース」

なすがみずみずしくて噛むとしゃっきりしてとても旨い。前に一度こういうなすを食べた事があったけど、どこだっけ?わすれちゃった。

12日 快晴

アキが東京で結婚式の2次会に出席するため、娘と2人で常陸太田の実家へ。

太田の実家に住んでいるのは父、母、祖母。ちなみに僕の姉は結婚し栃木の真岡市に住んでいる。2歳の男の子の母。妹は水戸にある県庁の近くで福祉関係の仕事をしていて、最近僕の家の近所に引っ越してきた。初めての一人暮らし。ありがたい事にみんな大きな病気をする事もなく元気だ。僕が店をやるとか言ってられるのも、こうして家族が元気でいてくれるからというものだ。

娘はみんなに遊んでもらって満足そう。とくにばあちゃん(娘にとっては曾ばあちゃん)によくなついている。見てると、我が娘ながら大人の喜ぶツボをよく知っているなぁ(笑)と思う。そして娘がいると和む。文字通り家が明るくなる。そんな気がする。

ごろごろしているといつの間にか眠くなり、いつのまにか独りで昼寝。起きた頃には既に暗く、仕事に行っていた母も帰ってきていた。娘はまだ遊んでいる。元気だ。

夜、寝かしつける時にママがいないと泣く。予想していた事だけど、やっぱり泣かれるとちょっとつらい。

最近、娘と2人でいる時間が以前と比べると格段に増え、当然お風呂に入れたりおむつを替えたりする。妻に媚びるわけでもフェミニスト気取るわけでもないが、つくづく育児とは大変な仕事だと思う。なにせ自分の事が何ひとつとして出来ないのだ。でも3歳目前の今、店の開店準備のためとはいえ、かろうじてそういう時間が持てている事に感謝する。

娘は日に日にかわいくなっていっている。

昼前に県南の土浦で有機野菜を作っている久松農園から野菜が届く。前々から店で使いたいと思っていて、今回初めてサンプルを送ってもらったのだ。

かぶ、春菊、みさきキャベツ、人参、大根、チンゲンサイ
、ターサイ、なす、小松菜、ピーマン、ジャガイモ、玉ねぎ、ラディッシュ、にんにく

ハコを開けると計14種類の野菜がぎっしり入っていて、一気にテンションが上がる。本当に美味しそう。

『当店では契約農家から野菜を直接仕入れているため、安心安全です・・・』

もう、そんな事は聞き飽きたし、今時ファミレスでもやっている。「安心/安全」なのは確かに大切な事だと思うが、blackbirdではなによりまず美味しい事にこだわりたい。説明抜き、蒸しただけでみんなびっくりしちゃうような野菜をじっくり時間をかけて探していきたい。でも魚介も野菜もきちんと選びさえすれば普通にスーパーで買っても美味しい。地方でやるメリットはそこにあると思う。

12時に設計の岩松さんが水戸駅に着く。まず近くのカフェでお昼を食べながらのミーティング。以下今日決める事。

・工務店選択(2社から1社へ)

・見積りのチェック/減額案出し

・ベンチシートの張り地選び

・キッチン壁のタイルの色選び

・客席上の荷棚用板選び

工務店選びに関しては見積りの金額とプレゼンの総合力でぱっと決まる。一番心配していた工事費も、大きな妥協も無くなんとか予算内に収まりそう。ずっとそこを心配していたからひと安心。

岩松さんが持ってきてくれたサンプルを見ながら少しずつ細かい打ち合わせが始まる。ベンチシートの色は赤、タイルは白と緑で、イタリアの色。でも同じ赤でも何種類もあって、他の素材とのバランスを見ながらでないと決められないが、店の完成図がはっきり見えているので迷わず決まっていく。そしてベンチシートの上の荷物置き用の棚には、工事現場用の足場板を。頑丈でなにしろ安いから。

思いのほか話は早くまとまり、そのままblackbird予定地へ。

 

 

 

 

 

 

 

途中水戸黄門と水戸芸術館のコラボ地点を発見。いい眺めでしょ(笑)ちなみにblackbirdはこの写真の右下、みずほ銀行のとなりのとなりの白い建物。わかるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

到着後、鳥かごをモチーフにした看板の取り付け位置を模型を使って確認。この看板、岩松さんの大学の時の同級生で金工をやっている方にオーダーして作ってもらう予定。とにかく何から何まで思い入れの固まりみたいな店する。僕だけじゃなく、プロジェクトに関わってくれているみんなの思い入れが全部詰まった店に。

 

夜、久松農園の野菜で鍋を作る。美味しい。特にカブは力強く、甘みがある。葉ものの味の良さはよく分からなかったが、それは鍋向きじゃないからかな(明日、油で炒めてみようと思う)。これから定期的に送ってもらい、店でもぜひ使っていきたい。

 

 

 

早いものでこのブログを初めて2ヶ月が経ちました。ちょっとした自慢ですが、一日も欠かさず書いています。止めたければいつでも止められる状況で、締め切りも、強制もないのに毎日結構な時間を割いてなんでこんななんの役に立つかも分からない文章書いてるんだろう?と思う事もありますが、好きなんでしょうね、書くのが。そして不思議なもので僕の知り合いという知り合いみんな読んでくれているようで、気持ちが悪くもあり(失礼:笑)うれしくもあります。あった事をあったまま、感じた事を感じたままできるだけフラットに書くという基本姿勢はこれからも変えずに(たまにカミさんには書き過ぎだと怒られますが)、より面白い事を書いていけたらなと思います。これからもおつきあいください。そして感想などお聞かせ頂けたらうれしく思います。

(contactから送っていただければ直接僕のところにメールが来るようになっています)

月末からはいよいよ工事が始まり、10日後には10日間のイタリア研修。12月頭オープンを目指して、がんばっていきたいと思います。今後もどうぞおつきあい下さい。

 

10日 昨日に引き続き快晴

午前中、娘と自転車に乗って近所の逆川緑地という公園に行く。広さ的にはおそらく井の頭公園くらい。真ん中に川が流れ、(写真を見てもらえればお分かり頂けると思うが)、公園というより整備された安全な森とでも言うべきか。

 

10月の午前中のちょっとひんやりした空気が気持ちよく、やたらとうまい。。

 

昨日からおあずけけを食らっていた娘はすべり台までまっしぐら。上まで登ると滑らずに僕を呼んでいる。何かと思って見に行くとなんとたくさんの「クリ」が。誰かが昨日拾って遊んだ後らしい。この森はトトロの森なのか!仕込みなのか?このブログは!
娘は汗だくで遊んでいる。とても幸せな日曜日みたいな光景(金曜日だけど)。数ヶ月前からずっと望んでいた事が現実に起こっているんだとあらためて思う。
水戸に引っ越してきて10日が経つ。手放しに褒めるようなことはしたくはないけれど、暮らしやすい街だぁって思う。びっくりする事に自転車で15分以内の距離にこの逆川公園、千波公園(もっとでかい)、偕楽園(日本三大庭園)があるのだ。夢のようだ。そして田舎だからか、かわいい娘を連れているからかやたらと人に話しかけられる。スーパーのレジのおばちゃん、駐車場のおっちゃん、公園を散歩しているおばあちゃん・・・、何がそんなに珍しいのか、僕たち家族に言葉をかけてくる。そしてそれが凄く暖かくうれしい。きっとこれから先いい事ばかりじゃないだろうけどね。でもそれはどこで暮らしてもそうだから。
午後、ようやく完成した創業計画書を持って日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)に融資の相談行く。
(お金の話は全部決まったらまとめて書くので少々お待ちを。なんだかんだみんな一番知りたい事だと思うので)
計画書を書くのはひどく手間のかかる作業だったけど、一度こうして文章にしたり数字にしたりして店を考え直す機会を持ててよかったと思う。
またひとつ先に進めた気がする。

9日 快晴

久しぶりに気持ちのいい青空。ピクニックにでも何でも出かけたいところだけど、今日も一日パソコンの前で、資料づくり。

何日か前にしんちゃんの「こまつや」立ち上げのためのgoogle groupにお誘いを受けてディスカッションに参加している。個人的にメールもやり取りしていて、なんだか不思議な縁を感じてしまう。同じ1976年生まれの(しんちゃんは早生まれだから77年)31歳で、同じ時期に東京と大阪で料理長をしていて、仕事中はほとんど会う機会無かったのになぜかいつも近い位置にいる。同じ時期に退職したのも偶然だし、同じ時期に独立するから同じような悩みを抱えている。なんかいろいろな便利なものが発達して、遠くに離れている人ともあまり距離を感じなくなっている。それって僕だけだろうか?水戸は東京から近いからそう思うだけなのかな。

 

「公園に行きたい!」という娘を横目にひたすら資料を作る。申し訳ないけど、今日は無理。そろそろ完成させないと時期的にも精神的にもキツくなってくる。ひたすら表の中の数字とにらめっこして、電卓をはじきながら作業を進める。コンセプトを練り直して膨らましてどこに特徴を持ってくるのか、どうすれば文章を読んだだけで読み手の心をつかむ事が出来るのかを考える。下らない作業ではあるが、やっているうちに数字から店の輪郭がぼんやり浮かび上がってくる。ランチとティータイムとディナーの売上比率はどのくらいか?とか。(7:3:10という予想が立つ。10万円の売上があったら、ランチ3.5万、ティー1.5万、ディナー5万)

また、資料の一部としてメニューを作る。エクセルで作ったものに市販の「アンティーク調スタンプ」という怪しげなものを押しただけだけど、結構良く出来たかも。

8日 雨/やや肌寒い

アキと娘は今日も保育園見学。今日のところは認可園で家からも近く、入れると凄く助かるんだけどなぁ。なんで少子化なのにこんなに保育園が空いてないんだろう?そして幼稚園はなんでこんなに空いているんだろう?

 

午後から中古の厨房を探してもらっている業者のところへ。いくつかある変更点を伝えて、細かいディテールも詰める。買うものによって質を重視するのか、価格を重視するのかが違うからだ。最近入荷してきたというテーブルを見せてもらうと、天板が若干大きいけれど、状態は良く値段も予算内。天板はペンキを剥がして塗装し直せば問題なく使えそう。7台押さえておいてもらう。

 

 

そして中古で1番入りにくそうだったショーケースも良さそうなものを発見。汚れは気になったが、きれいに掃除、メンテナンスして納品されるということで、押さえておくことにする。それ以外のものはそんなに特殊なものを使わないから厨房機器は全部揃いそう。ちょっとだけ安心する。

 

実は、前にヒロさんに水戸を案内してもらった時のこと。

ヒロ「ほれ、あそこにウシがいるんだよ」

僕「またまた〜、いるわけないじゃ・・・本当だーーー!」

という事があり(笑)、近くを通ったのでちょっと寄ることに。

県庁の近くの比較的大きな国道沿い。つまり、水戸の中心であり茨城県の中心のこの場所にウシ。200mトラックくらいの広さの敷地に全部で10頭くらいはいたかな。あまりのでかさに3人して大興奮。どうやら乳牛らしい。でもなんでそんな場所にいるのかは不明。

誰か知ってたら教えて。

 

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お知らせです。

trattoria blackbirdの電話番号が決まりました。

tel&fax 029-224-5895

なんか急に現実的になりますね、電話が決まると。

ちなみに、まだ繋いでないのであしからず。

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7日 曇り 

アキと娘は10時から保育園の見学。その間僕は洗濯&部屋の掃除。

 

午後からジョイフル本田へ。2Fにある広めのアンティーク屋でクロウタドリのペーパーナプキンを発見!blackbird用に作ってくれたのかと思うほど(笑)いい感じ。ちょっと高いけど赤、緑を1個ずつ買う。他にもドアノブ、フック、窓枠、テーブル、ランプ等、目移りするほど素敵なものばかり。

アキ「ジョイフル本田、ナメてたわ。」だって。

そして店用に探していたシャンデリアを発見!金色の枠、触るといい音がするクリスタル、形、大きさ、ちょうどいい。ちょっと予算はオーバーしてるけど欲しいなぁ・・・。どうしよ。

とりあえず保留にして他を先に見る事に。巨大な店内には業務用製品も大量に売っていて、ラッピング大手シモジマの直営店も入っている。ここさえあれば、買付けは最初に合羽橋に行くだけで大丈夫そう。便利だわ。

そして・・・、

結局シャンデリア買っちゃった!

写真をお見せしたいところだけど、これはオープンの日までお預けで。

お楽しみに。