12月29日 晴れ

保育園が今日から休みなため、僕とアキで娘を見ながらオープン作業。営業中は近くの京成百貨店の中の託児所を使わせてもらってなんとか凌ぐ。最近は忙しくてアキもランチ後の片付けまでやってもらっている。どうしても仕込みが押すから本当に助かる。娘には不憫な思いをさせてしまって申し訳ないと思うけど、お店屋さんの子に生まれた宿命と思ってもらおう。日曜定休だから落ち着いたら大洗の海辺でバーベキューでもしたいな。

今日のランチは予約でほぼ満席。しかも11時半から7名様でスペシャルランチセットが入っているからいつもより早めに出勤して準備。忙しいなりにもバタバタもせず、よく回る。最近じゃなかなかチームワークもとれてきたように思う。結果、ランチの売上過去最高を記録。

アイドルタイムに丸山珈琲の関口さんが珈琲の状態を見に再び来水。どうやらフジオのエスプレッソは問題ないらしい。というかなかなかのものらしい。

そしてコーヒーファンに朗報。丸山珈琲代表の丸山健太郎さんが買い付けて来た超弩級のスペシャルティー珈琲がtrattoria blackbirdに入荷する予定。オークションで競り落としたらしいんだけど、とにかくとんでもない代物らしいのはフジオの興奮具合からも十分伝わってくる(笑)興味がある方は発売中の一個人という雑誌の珈琲特集をチェック。詳細判明次第ブログで発表します。

ディナーも2組予約。最初が5時からで、でも仕込みは終わらない。朝からずっと動きっぱなしでロクに飯を食う時間も無い。

「あー!!!」

なんと5時の予約は元Dダイニング店長石橋さん。サプライズにするために彼女の名前で予約を入れていたらしい(笑)僕も、フジオも石橋さんに面接されてDに入社した間柄。疲れていたけど一気にテンションが上がる。石橋さんもブログを隅々まで見て来てくれたらしく、「これがあれね」みたいな感じでひとつひとつ確認している。とにかく懐かしい。6時までは立ち飲みのお客様が何人かいらしただけだったからいろいろお互いに近況を話したりする(僕の近況は全部ブログで知られてるんだけど)その後、一気に忙しくなり6時半には満席に。何なんだろう?この忙しさは。

そして例によってフジオがデザインカプチーノを持っていくと

石橋さん「フジオ、いつのまにこんなの出来るようになったの?」
フジオ「いや〜、ちょっと練習したら・・・」

いや、僕は知っている。

フジオがDを退職する一月前くらいから現ダイニング店長(当時はまだアシスタント)の石川くんと二人で「朝練』とか言って自前の牛乳片手に1時間早く来て練習していたのを。リーフがちょっと書けるようになって自慢げに見せてくれたのを。送別会の挨拶で「すげーバリスタになってやる!」と宣言していたのを。

いつのまにかできることなんてない。
なんとなくできることなんてない。

「いつのまにケーキ焼けるようになったの?」
「いつのまにパン焼けるようになったの?」
「いつのまに手打ちパスタ作れるようになったの?」

いつのまにの後ろには常に膨大な努力がある。

そしてフジオは今日もウチの娘を喜ばすためにアンパンマンのデザインカプチーノの練習をしていた。

娘の反応はイマイチだったけど。

12月28日 晴れ

定休日。毎週そうだが、本当にぐったり。昼過ぎまで寝る。

ウチの家族とフジオも一緒に、僕の高校時代の同級生のヒラツカ君がやっているそば屋「そばまさ」へ。僕とアキは天ぷらそば、娘は手打ちうどんとけんちん汁、フジオはけんちん汁と田舎そば。実はここのそば、blackbirdの常連さんからも「絶対行った方がいい」という噂は聞いていてかなり期待していったんだけど、本気で美味い。特にけんちん汁。一口じゃとても食べられないくらい大きく切った野菜(特に人参と牛蒡!でかい!)がごろごろ入っていて、力強く優しい味。店内には「料理王国」等の専門料理雑誌がたくさん置いてある。オープンして4年らしいけど、きっと日々勉強してるんだろうなぁ。俺もがんばらなきゃなぁ。

「エスプレッソ¥150って、そんな値段で出して大丈夫なんですか?」とよく聞かれる。

もちろん大丈夫じゃない。

というか、正直分からない。立ち飲みの需要がどのくらいあるのかもオープンするまで分からなかったし、ウチは自社輸入も自家焙煎もしていないただの小さな個人店。エスプレッソマシーンも、大きな声じゃ言えないけど車1台買えるくらいの値段(ちなみにウチのラシーンより高価)。じゃあなんでそうするのか?答えは単純で、

エスプレッソが1ユーロで飲めるヨーロッパの価格に合わせたから。

クソマズい(失礼)缶コーヒーに¥120払うくらいなら、本当に美味いコーヒーをそれに負けない価格で提供したいという願いがそこにある。そしてビール(¥350)やグラスワイン(¥400)、果てはショーケースの中の前菜(5種盛りで¥1000)まで着席より安く提供する料金システムが果たして店の経営をどのくらい圧迫するのかは本当にふたを開けてみないと分からない。

12月27日 晴れ

ランチ、出だしは暇だが13時過ぎに急に忙しくなり満席。

土曜日は客層が普段とは全然違い、ファミリーが多い。でもBGMはベルベットアンダーグラウンドの3rd(笑)なんなんだろう。この店は。お客さんはどう思っているんだろう。よくわからないけど楽しそうにしてくれている。

今のところお店に来ていただいているのはこんな方。

・30代〜50代が中心。今のところ20代前半のお客様はあまり見かけない。

・当初の予想より男性がずっと多い。

→これはかなりいい誤算。クラシカルな内装だから入りやすいのかも。

・店の近辺は東京からの単身赴任者が多いらしい。

・芸術館のスタッフ、お客様。

・とにかく食べるのが大好きで、遠くても予約して行くような方。

・リピーターがかなり多い。オープンしてまだ半月ほどだが、ほぼ毎日エスプレッソの立ち飲みをしていく方がおそらくトップで、10回くらい来てるんじゃ・・・。

・近所の人。商店街や近隣マンションにお住まいの方。

・皆さんかなりワインを飲む。

・食後にエスプレッソという方も凄く多い。

そんな感じ

スタッフ募集

trattoria blackbirdで一緒に働いてくれるスタッフを募集します。

条件は

「trattoria blackbirdで食事をしたことのある人」

人と接するのが好きで、飲食業を一生の仕事にしたいと思う人。独立を希望し、それに向かって努力を重ねることが出来る人の応募を待っています。

仔細は面接時にお話しします。

まずはcontactからメールを下さい。

たくさんのご応募、お待ちしております。

trattoria blackbird chef 沼田 健一

12月26日

ランチ、客数41名。

ディナー客数29名。

とにかく、忙しい。予約でいっぱいで、ランチ/ディナー共満席で入店をお断りしたお客様数名。申し訳ない。

店はぎりぎりまわる感じ。でも働いていて悪くない。手応えもある。

口コミ、そしてブログとは凄いものだ。

「最初はバタバタするからあまり宣伝もせずに静かに始めよう」と言っていたのに全く持って目論見が外れている。うれしい悲鳴。

早いところスタッフを増やさないと。僕もフジオもアキも体力的には常にギリギリだ。

12月25日

とにかくブログを書く時間が無い。8時前に家を出て、市場に寄って9時過ぎに出勤。2度のまかない以外はずーっと動きっぱなしで、帰宅が深夜25時。

 

ディナーは予約でほぼいっぱい。

なんか自分の家に親しい友人を招いたパーティーのよう。」

12月24日 晴れ

朝、市場に向かう途中渋滞にハマる。「やっぱりクリスマスイブは混むのか」とか思ってたら先の橋の上で事故。路面凍結で滑ったらしい。渋滞でやたらと眠いのでストーンズのベスト盤を爆音でかけながらデタラメ英語で歌う。一児の父、おかしな32歳。

 

店はなかなか忙しい。

クリスマスをblackbirdで過ごしてくれる貴重なお客様のために心を込めて作る。

12月23日 晴れ

初の祝日。

ランチ。落ち着いたスタートだが、13時から一気に満席に。近くのデパートに買い物に来た方、近所に住んでいてなかなか来る機会が無く初めて来た方、様々。バール利用も多く、店内が妙な賑わいをみせる。やっぱり活気がある店はいい。

 

今日は天気が良かったからこの前買ってきたパラソルを広げてみる。なかなかでしょ、これ。ちなみにテラスはバール価格(ドリンク全品¥150引)。今はまだ寒いけど、春になったらもう少しテーブルと椅子を増やして、ヨーロッパの広場みたいなテラスにしたいな。天気のいい日にテラスで飲むビールは最高だからね。

 

ディナーは暇だろう・・・、と思いきやなかなかの盛況ぶり。立ち飲みも適度に賑わい、黒板で出してる生パスタ、魚料理共に大好評。空になった皿が帰ってくるのはやっぱりうれしい。

12月22日 雨

こんなことを書くと有頂天のお調子者の馬鹿だと思われるかもしれないけど。

ディナータイム。ほぼ満席の店内でハマグリとひよこ豆、押し麦のスープを仕上げているとき、突然圧倒的な幸福感に襲われる。

店を持てたことにではなく、自分の店をこんなにもすんなり受け入れてくれるお客様に囲まれて、優秀なスタッフと高いレベルで仕事ができることに対して。

BGMのライクーダーでさえ祝福してくれているようだ。

東京とか地方とか関係ない。感度の高い人は絶対にどこにでもいて、常にアンテナを張っているのだ。

これは実感として断言する。

オープン前、「お客さんにどう分かってもらおう・・・」と真剣に考えていたことがアホらしく思えるほど、それぞれのやり方で自由に楽しんでくれているのが分かる。

trattoria blackbirdは本当に、僕が当初思い描いていた通りの店になった。

もちろん、このまま成功するとは限らない。

でも、もっと迷わず自分のやりたいことをぶっちぎりでやっていこう。

12月21日

昼前に起きる。ダルい。先週よりましだけど、凄い疲れている。

メールをチェックするとまた何通か来ている。このところ予約のメールがぱらぱら来るようになった。ありがたい。返信出来なかったメールの返事を一気に書く。その後、食器の補充のために業者に電話。結局休みも普段やれない店のことをやっている。でもそうでもしないと店が回っていかないのだ。

夕方、店の買い付けにまた(笑)ジョイ本へ。店の外のテラス部分に置くためのパラソルとテーブルを買う。これでより店っぽくなるし、テイクアウトのお客さんも増えてくれるかな。ちなみにテラスは立ち飲み価格。冬はちょっと寒いけど、晴れた日の昼間は気持ちがいいし、なかなかいいんじゃないかな。

明日は既にディナーの予約が2組。火曜日が祝日だから忙しくなりそう。