1月19日 曇り〜晴れ

朝起きるとやや暖かい。魚屋の兄ちゃんも今日はいつものダウンを着ていない。

買ったもの;ソイ3尾、アサリ、ハマグリ、真ダコ、ホタテ貝柱

先週末に買ったソイの売れ行きがとてもよく、今日も買う。

 

ランチ。オープンしてすぐ、

「ヌマタさん、来ちゃいましたよ」

D&D ecute立川の木村さん、来水。なんと友達と2人で上野から鈍行で来てくれたそう。挨拶もままならないまま次から次へとお客様がいらっしゃる。気づいたら12時半頃一度満席。なんだ?この忙しさは?しかもお酒と前菜/デザート付きのセットがよく出たりとなんか休日みたい。一度落ち着いたかと思ったら1時過ぎ、また満席。よく分からないけど、勢いがある。こんな日は働いていて凄く楽しい。

結局今日も休憩はなし。

ディナー。オープンしてすぐ

「また来ちゃいました〜」

木村さん達、再び登場。

僕は仕込みが全然追いついてなくて、申し訳ないと思いつつもカウンター越しに話をする。僕にはこうして東京からお金と時間をかけてわざわざ来てくれる友人がいる。本当にありがたいことだ。

「明日休みだし、水戸にでも行こうかな」

と思ってもらえたらいいな。

来月になったら偕楽園の梅も花開くし。


1月18日 晴れ

朝、というか昼過ぎ、娘が訛っている。

「だっだ(僕のこと)、なんで起きないの〜↑」

毎日親と同じくらいの時間保育園で過ごしていて、当たり前だけど先生の茨城弁がうつったらしい。そして娘が話す茨城弁はなかなかかわいい(笑)

 

昼は水戸京成(百貨店)の隣のイタリアン「GIGINO(ジーノ)」へ。前からずっと行ってみたいと思っていてなかなか行けなかった店。blackbirdとは業態が若干被るし、ある意味ライバル店。多少気構えていったんだけど、料理もおいしく、接客してくれた女性の方もいい感じで凄く素敵なお店。お客さんもたくさん入っていて、凄く雰囲気もいい。帰りにシェフに「blackbirdのものですが・・・」とご挨拶し、しばし立ち話。「一緒に水戸を盛り上げて行きたいですね」という話をする。本当にその通りだ。ごちそうさまでした。また遊びに行きます。

その後となりのクルートというパン屋でクロワッサンとパンオショコラを買って歩きながら食べる。ここのバゲットは凄く美味しくて、たまに買って家で食べている。こういう素敵な店がたくさん増えてこの辺一帯がもっともっと盛り上がればいい。blackbirdもその力になれればいいな。


1月17日 晴れ

昼から結構忙しい。ランチは僕、フジオ、アキの3人で回しているんだけど、さすがに息も合ってきて以前ならバタバタしていた状況でもスムーズにまわるようになってきた。

夜も忙しい。半分以上が常連さん。1月は売上的にかなり厳しいが、こうしてご予約して来ていただける常連さんでなんとかやっていけそうな感じだ。スタッフ間で共有している顧客ノートも結構埋まってきている。ヒマな日が多いからこそ、来ていただけるお客様によりよいサービスをしていきたい。

1ヶ月やってみてお客様からの要望で多いもの。

「ピッツァはないの?」
「リゾットとかピラフとかお米のものはないの?」
「肉料理はないの?」
「ワインの種類を増やして欲しい。グラスワインも何種類もあるとうれしい・・・」

それに関して、僕からの答えを。

僕は「料理人」として見ればそんなに凄いキャリアを積んできた訳ではない。10年以上現場で働いては来たが、料理学校を卒業したでもなく、イタリアで修行してきたわけでもなく、都内の高級リストランテで働いてきたわけでもない。そんな中で、果たして自分になにが出来るのか?どこで「blackbirdらしさ」を出していけばいいのかを考えた時のキーワードが、

「魚介、野菜、パスタ、エスプレッソ」

だった。「パスタのみ(いわゆるご飯ものをおかない)」「魚介と野菜のみ(肉料理をやらない)」という限定された中で自分の力を最大限に発揮させて戦っていけば、そんな僕でもなんとかなるんじゃないかと思ったのだ。

そしてその考えは今のところ正しかったように思う。

「リゾット?ピッツァ?そんなの食べたきゃそれぞれ専門店に行ってくれ!」くらいの気持ちでやっていこうと。フジオもコーヒーに関してはかなり専門的なことを勉強してきたが、ワインやお酒に関しては基本的な部分は押さえているけどそれ以上の知識はまだまだ。でも、水戸にも美味しいワインをたくさん扱っているワインバーや、リストランテは何件もある。美味しいリゾットやピッツアが食べられる店もたくさんあるだろう。

結局、一人の人間が本気でやれることなんて限られている。

しかも僕の店は最大3人で回していかなきゃならない上にほぼすべてを自分たちの手で手作りする小さな店だ。やれることには限りがあり、でも最大限美味しいものを提供していきたい。

ワイン(肉料理)に無理矢理力を入れてコーヒー(魚/野菜料理)の色が薄くなるくらいなら、とことんコーヒー(魚/野菜料理)に力を入れていこう。もちろん、ワインに関しても日々勉強していくし、全く何もしないというわけではない。

出来ないことをあれこれ考えるより、出来ることに力を注いでいこう。

そしてblackbirdを応援してくれるお客様に素敵な時間を過ごしていただけるように最大限の努力を続けよう。

※ここまで書いていてなんなんですが、昨日から「和牛ほほ肉のラグー 手打ちのフェットチーネ」が黒板で始まりました。blackbird初の本格的煮込み料理です。ひょんなことから入荷した和牛のほほ肉をたっぷりの赤ワインとソフリット(タマネギ、ニンジン、セロリをじっくりと炒めたもの)とホールトマトでじっくり煮込みました。はっきり言ってかなりの自信作で、既にグランドメニュー候補。黒板に載せてない時でも「ブログ見たんですけどあります?」と言っていただければあるかもしれません。

いや、肉も好きなんですよ。本当は。


1月16日 晴れ

市場で買ったもの。ソイ3尾、アサリ、ハマグリ、ヤナギガレイ、ヤリイカ、アジ、生の白魚。

白魚はこれからが季節。イタリアンオムレツの具にぴったり。ソイは30センチ弱の柔らかく癖の無い白身魚。昨夜の黒板で香草焼きにして出したら好評だった。シンプルに美味しい塩とオリーブオイル、レモンで。

ランチは、そこそこ。思い立って席の配置を少しいじったら調子がいい。僕らみたいな個人店にはそういうフットワークの軽さが絶対的に必要だ。いいと思ったらすぐに実行する。実はこの1カ月の間にグランドメニューも何度もマイナーチェンジを繰り返している。

相変わらず、休憩は取れず。体力的にもかなり限界に近い。なんとかしないと。オープン直後ならいざ知らず、                                                                                                 これからは長く続けていけるような方向に徐々にシフトしていかなければ。もう瞬発力と火事場の馬鹿力だけじゃやっていけないのだ。


1月15日

朝からそわそわしている。

なぜか?

13時半頃、東京からLIFEのオーナー相場さんとスタッフの山下くんが来水するからだ(山下くんとの出会いはイタリア旅行記2日目参照)。緊張というか高揚に近い。ひとつの出会いが少しずつ形を帯びてきていることが手に取るように分かるのがうれしい。

実際にお会いした相場さんは、凄く自然体でとても素敵な方。

朝早く東京を出て大洗で波乗りをしてきた後(!)立ち寄ってくれたそう。僕も40歳までにはサーフィンを始めるので(できるかな)、いつか一緒に出来るといいな。

山下くんは無事、イタリアでソムリエの資格を取ってきたそう。若いのにやるなぁ。


1月14日

ランチ、オープンから30分でいきなり満席。しかもほとんどの方が¥1200のセット。ひぃ〜。昨日の暇さが嘘のよう。しかも大半が一度来てくださった方とそのお連れ様。ありがたい。

 

ランチ後、フジオが

「エルインヘルト(世界一のコーヒー豆)飲んでいいっすか?」と聞いてくる。

もうこいつ、飲みたくてしょうがないのだ(笑)。

そしてこの図。跪き、コーヒーの神様の降臨を待つ男。フジオ。割り勘にしようぜという僕の提案も振り切り「おごります」と言ってのける。


1月13日 晴れ この冬一番の冷え込み

店もこの冬一番の冷え込み。

売上、過去最低。

まぁこんな日もあるさ。

世界一のコーヒーも全く動かず。


1月12日

3人とも無言。

ひと口目。何も感じない。「これってもしかして『ふつう』じゃ・・・(と言いかけて止める)」

ふた口目を口にした何秒か後、ゆっくりと静かに何かが立ち上ってくる。じっと耳を澄ますように鼻の奥に集中力を集結させる。なんだろう、これは。この感じは。

世界一の豆は、これまで飲んだどのコーヒーとも違っていて、あまりにも静かで、とんでもなく雄弁な豆でした。

2杯で¥1200。

世界一がそれで味わえるなら。


1月11日 晴れ

昼前に起きる。ゆうべのカラオケを熱唱しすぎたせいか喉が痛い。結構ムキになるタイプなのだ。

ランチはblackbirdの近くのcafe PICOへ。オーナーの小峰さんの素敵な人柄そのものの店。近くにいい店があるっていいな。ごちそうさまでした。またお邪魔します。

ちょっと店に立ち寄って、そのまま歩いて企画展「日常の喜び」を見るために芸術館へ。娘は普段かまってあげられない分、休みにはなるべく一緒にいてこういう場所に連れて行ってあげたい。何度か書いたけど、うちの娘にははかなりの英才教育を施している。店ではビートルズ、ストーンズ、ニールヤング、ジョニミッチェルなんかのロックの古典を浴びるように聴かせて。まかないもたくさん食べさせて。どんなことでもいいから、感動する心をもった大人になって欲しいと思う。

帰りに立ち寄ったミュージアムショップで「なっちぃ」を買い、近くのベンチで食べる。味はプレーンとトマト&バジル。娘が凄い勢いで食べている。あのキャラクターはどうかと思うけど(すみません。でも本音です。だって口から納豆出てるもん)、味は悪くない。よし!

僕「すみませんカワシマさん、なっちぃ店で売りたいんですけど・・・」

カワシマさん(ショップ店長)「え〜、本当ですか〜!」

というわけで、近々trattoria blackbirdのバンコで「なっちぃ」が食べられることになります(笑)いや、本気ですよ。売れずに在庫が残ったら、大食いの娘が全部食べてくれるでしょう。

夜はインド料理のカルマへ。

「量、多いですよ」

と言われるくらい注文して、親子3人ぺろりと平らげる。

帰ってブログ書くはずが、疲れているのかリビングで寝てしまう。


1月10日 晴れ

3連休初日。正月休みが終わったと思ったら3連休だと。僕らみたいな仕事をしていると、3連休なんて年に何回か、連休だって数えるほどなのに。まぁ、自分で選んだ道。楽しくやるしかない。ってか楽しい(笑)。

 

ランチ。そこそこ忙しい。そして1時半頃、知った顔が来る。あだっちゃんとペレ。僕がDで料理長をやっている時に一緒に働いてくれていたスタッフでだ。あだっちゃんは今青山と六本木のレストランを掛け持ち、ペレ(no football no lifeが高じてこんなニックネームがついた)は年末までヌフカフェ系列のカフェで働いていて、退職して今月末に地元の広島に帰るらしい。あだっちゃんの方がずっと年上だけど、2人は兄弟みたいに仲がいい。

 

ランチが終わって

ペレ「ヌマっさん、まかない作りましょうか?」

僕「なに?作ってくれんの?」

ペレ「忙しくてなかなか開発出来てないと思って、新しく考えてきたんですよ。ペーストも持ってきたから、すぐに作れるし。レシピごとあげます!」

相変わらずだ。こいつのパスタ好きは度を超えている。「マッシュルームのラグー」炒めてみじん切りにしたマッシュルームにアンチョビ、ケーパー、レモンの皮、ニンニクで作った軽い煮込み。ありがたくごちそうになるが、美味い。そしてあだっちゃんも秘伝のレシピとやらを持ってきてくれる。全く、どんだけ心配されてんだろ、俺(笑)。

 

ディナーもそこそこ。常連さんが予約で来てくれる。ありがたい。

あだっちゃん、ペレは夜も来てがっつり食べて、コーヒーもいっぱい飲んで、バンコでだらだらして、フォー(縦横斜に4つ玉を入れたら勝ちのゲーム)で遊んだり。かなりblackbirdを満喫している。しかも、今日は帰らないらしい。

 

全部おわってからフジオも入れて4人で飯→カラオケへ。

男4人、しかも僕は車だから飲まずにカラオケ。シラフでカラオケなんて高校生ぶりだけど、始まっちゃえば楽しいもの。夜中の1時過ぎからだらだらと3時間歌う。

帰って5時。もうだめ。眠い。