2010年5月26日 posted by chef

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少し前にお客様からシネマブラックバードプロジェクトについてメールをいただいた。
(一部抜粋)

誰かがやってくれらいい。
でも自分はやらない。
ここに住んでいるほんとうに映画好きの人なら失敗するのは目に見えているから。
いい意味でも悪い意味でも「よそ者」がやらない限りムリだ。
簡単に需要があると言っている人達が、
最近どこでどんな映画を見ているのか知りたいものだ。

メールは「もの凄く期待しているけど、ダメになってトラットリアの運営にも支障が出るのが目に見えているから、ちゃんと考えた方がいいですよ」という視点で書かれている(その方の表現を使えば「老婆心」)。
そして、「簡単に需要があると言っている人達」「よそ者」とは主催であるアキと僕。

「最近どこでどんな映画を見ているのか知りたいものだ」

このメールをもらった時点でアキが最近見た映画はシネプレックスで「アリス イン ワンダーランド」。僕ときたら最後に観たのは何年か前(まだ東京に住んでいるとき)に銀座で「マイ ブルーベリー ナイツ」。(シネコンしかない地方で、店を経営しながら子育てをするとは、残念ながらそういうことなのだ)

要するに、この方から言わせると、僕らには映画館をやる資格なんてない。
その程度の映画しか観ていない人に映画館が出来る訳がない。

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ブラックバードはコーヒー屋だ。
そしてコーヒーとはマニアがウジャウジャいる嗜好品だ。
嗜好性が強いジャンルほど、店のオーナー自分自身もマニアである場合が多く、同じマニアの視線を意識しすぎて商業的視点を失うドツボにハマっていく傾向にある。もちろん、マニアの期待に応えられるように日々研鑽しているが、実はブラックバードのコーヒーは全くそこを目指していない。料理も同様。イタリアンマニアを満足させられるような料理は僕には作れない。そしてこれは逃げではない。最高に美味しいものを提供したいけど、コーヒー(料理)は楽しむためのツール(道具)だ。どんなマニアックな豆のコーヒーを飲んだかよりも(そのことの面白さ奥深さを否定する訳ではないけれど)、目の前の彼女が笑ったこととか、西日がまぶしかったこととか、フジオの下らないギャグで苦笑いしたとかの方が印象に残るような店でありたいと思っている。

あらかじめ言っておくと、シネマブラックバードプロジェクトは「ほんとうに映画好き」の人の期待には応えられないと思う。「若い頃は結構観ていたけど、子どもが出来たり近くになかったりで映画から遠ざかってしまった人にささやかな娯楽を提供したい」というのがなにより大切なことで、そういう「映画マニアではない普通の人」を巻き込んでいくことが、ミニシアター設立には不可欠な要素だから。

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メールの後、アキはレンタルでDVDを借りて来るようになった。
でもシネマプロジェクトの立ち上げに追われて、ほとんど観れないで返却している。

また余計なことを言っている。それは分かっている。
批判し合うことや足の引っ張り合いの無意味さも分かっている。
でも他にどうしろっていうんだ。

2010年5月17日 posted by aki

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映画話には続きがあるみたい、とシェフが書いてからずいぶん経ってしまいました。
あったんですけど、いろいろ考えたらだんだん書けなくなっていきまして…。

というわけでようやく続きです。

私の故郷山形県鶴岡市でも、地方都市の例に違わず、郊外にシネコンができてから街の中の映画館が消えました。
中学生や高校生のときよく行った思い出深いあの映画館も今はありません。といってもまぁ、ごく普通の映画館でメジャーな映画を観ていただけなんですけれど。でも一人で映画館にいると何だか大人になったような気がしたものです。

そんな鶴岡市にも、8年ぶりに映画館が復活することになりました。
その名も「鶴岡まちなかキネマ」。
名前からも”街の中にふたたび映画館を!そして街の活性化を!”という願いが伝わってきますね。
建物は昭和初期の木造工場を利用していて、趣きがあるつくりに仕上がっているようです。今週土曜日にオープンです。
鶴岡市を含む庄内地方は、最近では映画が地域の活性化のキーワードになっています。庄内映画村、「おくりびと」、藤沢周平作品。そしてこのまちなかキネマ。
この映画館にとって重要なのは「まちなかにある」ということ。

では、シネマ ブラックバード プロジェクトは?

正直言って、水戸の「まちなか」は厳しいかもしれない。
ブラックバードのあるいわゆる中心商店街には駐車場問題が常につきまとうし、物件の賃料も高い。
駅前にシネコンがあってミニシアターは郊外型。逆に新しいかもしれないな。ほしいのは、というか目指すのは「まちのなかにある映画館」ではなくて、「今まで水戸に出口をもたなかった(=水戸では観れなかった)映画の観られるミニシアター」なのです。
もちろん結果として水戸の街が活性化することはおおいにけっこう。というかぜひとも活性化してほしい。でもそこを目的にしているわけじゃあない。だいいち、「まちなか」には今も映画館(シネプレックス)はあるもの。
この際場所はちょっとくらい遠くても、充分な駐車場があるほうがよいのでは?
水戸っぽのみなさん、どう思われますか?

2010年4月17日 posted by aki

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シネマ ブラックバード プロジェクト発足のきっかけは一本の映画でした。

ある日、10年以上前に出会って以来大好きなその作品が、ニュー・ディレクターズ・カット版で劇場公開されていることを知りました。

「バグダッド・カフェ」がスクリーンで観られる!と興奮して近くの劇場を調べると、茨城県ではやっていないことが分かり愕然としました。マニアックで実験的な映画ならいざ知らず、こんな名作が観られないなんて。そして、そんな街にこの先ずっと暮らすなんて…。

それまでも、観たいと思った映画が水戸でやっていないということは何度もありました。でも、休みは週に1日、子どももいる。そんな状況で映画一本のために東京まで行くのは現実的ではありません。その度に“仕方ない、DVDで我慢しよう”と諦めました。でもDVDとスクリーンはやはり違います。

日常から切り離されて違う人生を生きているような感覚。目の前に知らなかった世界が広がっていてしばし旅に出たような錯覚。そんな時間が手軽に手に入るのが映画のいいところではないでしょうか。片道2時間かけて得るようなものではないと思うのです。もっと身近に、映画があってほしい。これからずっと暮らしていくこの街に、そういう場があってほしい。でもそんなことを思っていても叶わないことも分かっている。だったら自分で作ったらいいじゃないか。そう思って口に出したら、次の日には店のブログに書かれていました。そしてその次の日には、賛同してくれる人が現れました。

「需要はある。」期待が確信に変わって今に至ります。

水戸およびその周辺には3つのシネコンがあります。ハリウッドと日本のメジャー作品を観るならそれで事足りるでしょう。ここに足りないのは多様性です。地球上にはいろいろな国があって、いろいろな映画が作られているのに、この街ではそれらを観る場所がないのです。

多様性をもった映画文化がこの街に根付くように。その前に、シネコンでかからない映画たちに触れる機会がこの街に取り戻されるように。そう願って、シネマ ブラックバード プロジェクトは産声をあげました。

10月27日(水)

こんばんは。
個人的な話で申し訳ありませんが、タイ語教室の時間なので、今日のディナーの内容はTwitterからご覧くださいませ!

blackbird_mito

fujiwoです。

漫画喫茶に通っております。

銀牙 -流れ星 銀- 全18巻

銀牙伝説WEED 全60巻
読み終わりました。
犬(おとこ)とは、犬(とも)とは、大事な事を教わりました。
そして犬に詳しくなりました。
しかし、物語はまだまだ続く…

銀河伝説WEED オリオン 現在連載中!

何かオススメ漫画ありましたら教えて下さい。
個人的オススメはこちら。
「日々ロック」

音楽漫画ですが個人的にBECKやデトロイト・メタル・シティーより
上行ってます。なんだかモヤモヤします。
残念な事に1巻で終わってしまいましたが、
打ち切りはもったいなかったと思います。

漫画読む事で、逸脱した日常を求めてるんだな、fujiwoでした。

今日の音楽
漫画「日々ロック」にも登場した曲。
清志郎&チャボ 宝くじは買わない

10月27日(水)

おはようございます。
今日は貴重な晴れの日です。太陽の下に出ましょう!

休市日ですので、仕入れ情報はありません。

ランチはこちら。

チケットまだまだあります。どの時間で観るか決まりましたか?
cinema blackbird vol.3 “bagdad cafe new director’s cut”

10月26日(火)

こんばんは。
今日はとても寒い一日でしたね。28日の水戸の最低気温は4℃…ひぃ〜!その日は娘の保育園の遠足で乗馬に行くのにぃ〜!
でもそんな気温に負けない熱いイベントが開催されます。
川崎アツシさんのタウンミーティング。題してMMM(水戸・未来・ミーティング)。水戸の未来に無関心ではいられないあなた、ぜひ参加してみては?

さて、今日のブラックバードのラインナップをご紹介します。
寒い日は、心をこめて作られた美味しい料理をゆっくりと食べませんか?ご来店お待ちしております。

カルパッチョは2種類。平潟のホウボウと北海道の水ダコです。

今夜の黒板はこちら。
牡蠣が安く手に入りました。フリット、パスタでお出しします。

【本日のグラスワイン】 B=立飲 T=着席
《泡》
・アッバチーア スプマンテ ブリュット B400/T550
《赤》
・グラディウム テンプラニーニョ B300/T450
・クズマーノ ネロ・ダヴォラ B400/T500
・ドメーヌ ミラン ルージュ B600/T750
《白》
・ジョセフ ロッシュ シャルドネ B300/T450
・タング トロンテス B300/T450
・ソアヴェ クラシコ イル ヴィカリオ B400/T550
・ラ パッション ブラン B400/T550

連休いただきました。
昨日は「まちなか」をプラプラしてました、
またblackbirdの近くにカフェが出来る様です。
fujiwoです。

お寒うございます。
それもそのはず、10月も下旬です。
今までが異常気象だったんだなぁ、
ここから一気に冷え込みそうですね、
チャリ通にはキツイ季節がやってきそうです。
さてさて、気温の冷え込み、景気の冷え込み、なんのその。
blackbirdは「まちなか」で元気に営業しております。

まずは、ワインのラインナップが変わります、
現在商品を揃えている所なので、揃い次第スタートいたします。
説明文付きのワインリストも製作中、ぐっと選びやすくなります。

そして、コーヒーの新メニューに取りかかります、
第一弾「カフェ・ティラミス」はすでにリリースしましたが、
ネタが続く限り、第二弾、第三弾とリリースいたします。
2人もバリスタいるんだから、なんとかネタ続くでしょ。

ねぇ、タグチ。fujiwoでした。

今日の音楽
Red Hot Chili Peppers – By The Way

むっさいカラオケ楽しかったねー。

10月26日(火)

おはようございます。
昨日は念願のアミーチさん(@つくば)で、美味しいディナーを味わい、シェフの誕生日をお祝いしました。元パネムの角谷さんのイタリア人さながらの軽快なサービスのおかげでとても楽しい夜となりました。さらに、お店の方々みんなでイタリア語で「Happy Birthday♪」を歌ってくれました。前日にパーマあてながらこっそり電話しといてよかったです。

さて、34歳になって気合いも新たにしたシェフが仕入れてきたものは、アジ、ホウボウ、アサリ、ハマグリ、ムール貝、太刀魚、サバ、水ダコ、牡蠣、目光、スミイカです。
みなさん、スミイカですよ、スミイカ!ディナータイムをお楽しみに。

ランチはこちら。

それでは、本日もご来店お待ちしております。

10月25日、34歳になりました。
もうアラサーではないですね。

ブログをストップして約3週間経ちます。
「元気ないんですか?」
「思いのほか大丈夫そうで安心しました」
「またいつか再開して下さいね」
等々、いろいろお声をかけていただいています。

当たり前ですが、僕は元気です。
もしかしたら、今までよりも無邪気な笑顔は減ったかもしれませんが、相変わらず店で働くのは楽しいし、本当に有り難いことに、なんだかんだお客様は毎日来て下さいます。

ブログを書かずに静かにして耳を澄ましていたら、自分に何が足りないのか、どうすればもっと魅力的な店になるのかが少しずつ分かってきました。自分の中ではまだはっきりとした結論は出ていませんが、おそらく今までと同じような形でブログを再開することはもうないと思います。その代わりにと言う訳ではないですが、もう少ししっかりとした形での「コラム」を書く時間を作ろうかと思っています。
書きっぱなしで流れてしまうようなものではなく、僕が何を大切にしているのか?、ブラックバードがどこを目指しているのか?そんなことを少し長めの文章にまとめて、お客様と共有できるようなモノも発信できたらと。

もう少し時間を下さい。

最後に34歳の目標。
「心身ともに健康であること」

皆様も風邪などひかれぬよう、どうかご自愛ください。


ずっと行きたかったつくば市のアミーチさんでお祝いしてもらいました。