


信じられないかもしれませんが、全部同じ大きさの黒板です。
いちばん上はオープン初日のもの。
真ん中のは去年の12月10日のもの。
下はつい先日のもの。
(上2枚には紙印刷のグランドメニューも別でありましたが)
自分でいうのも変ですが、毎日毎日の営業の中で、常に変化を求め、少しずつ成長してきた成果だと思います。
(最初の半年は、カルパッチョすら無かったなんて今では信じられませんね)
そして来月から店のシステムを少し変えることにしました。
「バールでの食事はバール専用の黒板から。
トラットリアメニューでのお食事は、トラットリアに移動してお召し上がり下さい」
目的は《バールとトラットリアの差別化》
バール黒板は「安く/気軽に/早く(作り始めてから5分以内で提供できるもの)」作れるものを基準に選んであります。
カルパッチョもフリットミストも無いけれど、生ハムが¥400で食べられる。
以下の写真がバールの黒板です。

逆にトラットリアでは「それなりの値段はしてしまうけれど、ゆっくり/しっかり」食べてもらえるように更に腕を上げていきたいと思います。
ひとつの店に、違う二つの顔がある。
やる側としてはもの凄く難しいですが、ブラックバードの大きな魅力もまたそこにあります。
バールで、スプマンテ片手に前菜プレート。
着席して和牛スネ肉のラグーとしっかりした赤ワインをグラスで。
またバールに移動して、エスプレッソ。
実際今でもそういう風に使って下さるお客様はいらっしゃいます。
駐車場も無い、クーポン的なものも利用できない。
その代わり、安く仕入れたものは出来るだけお安く提供する。
美味しいエスプレッソが気軽に楽しめるバールがあり、
新鮮な食材を使ったトラットリアが身近にある。
ブラックバードは、皆様の「ささやかで豊かな暮らし」に少しでも貢献すべく、日々研鑽を重ねていきたいと思います。
怒濤の師走、そして3年目を迎える前に。
12月1日から、新システム採用となります。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。
trattoria blackbird chef 沼田 健一