半月ほど前、フォカッチャの生地作りに使っているホームベーカリーの〈内部のハネ〉が急に見当たらなくなった(ブラックバードの自家製フォカッチャは生地はホームベーカリー任せ、僕が手を出すのは2次発酵から)。困ったけど焼かない訳にはいかないので、久しぶりに手ごねにしてみたら案の定すごい楽しい(笑)。ボールひとつで生地をこねて発酵させて。時間はかかるけど生地がゆっくり膨らんでいく様はなかなかいいもので、ちょうど9月のクッキングスクールがフォカッチャだったから「ボールひとつで作るフォカッチャ」にしようとすぐ決めた。店をやっているととにかく次から次へとアクシデントが起こる。「〜が足りない」とか「料理間違ってでちゃいました」くらいならまだ可愛いもので、救急車を呼んだことも7年で4回ある(マジで)。結局アクシデントが起きないように努力もするけど、最終的にはアクシデントをいつでも楽しめるように心がけるようにしている。そんな「大雑把のO型のシェフがアクシデントを招き入れている」という話でもあるのだが…。
よくこねたフォカッチャ生地は一時間でまん丸のお月様のように膨れあがるのだ。
  

シネポートシアター11回目は投げ銭制の野外上映!上映作品は当日のおたのしみですって。でも、この絵って、もしかして…!?

2015.9.23(水・祝)
17:30開場 18:30開映
先着100名。申し込みが必要です。

  

■9月15日(火)
クッキングスクール開催のため、通常の営業はございません。

■9月26日(土)・27日(日)
土祭に出店します。

■9月28日(月)
代休とさせていただきます。

  

  これから起業しようとしている友人に必ず話すのは「技術や知識を磨くのと同時に『SNSとどう付き合うか』を真剣に考えておいた方がいい」ということ。「全くやらない」はもちろんアリだけれど、やらずに生き残っていくのもなかなか難しい世の中になりつつある。広告費に多くの予算を割けない個人店にとってはこれ程役に立つものはない反面、個人を売りにする分線引きが難しい。あまりにも営業的でもつまらないし、あまりにも無防備なのもNG(自分のことはとりあえず棚に上げておく)。これまで僕もSNSでは相当失敗してきたけど(汗)、「直接言えないような事は書かない」「常にカウンター越しの距離を保つ」の2点を意識するようになってからはずいぶん上手くいくようになった。SNSリテラシーの上昇。熱烈読者の方からは「最近のブラバBlogは毒がない」とか「シェフはつまらないヤツになっちまったよ」と思われそうだけれどね(笑)

今年に入ってから使った白身魚。同じ白身魚でも味も個性も全く違う。

「魚料理中心のトラットリアをやる!」と鼻息荒くオープンしたブラックバードだったが、僕が本格的に魚に触れるようになったのは水戸に戻ってきてからだ(全然自慢にならない 汗)。

とにかく公設市場での吉河よっちゃんとの出会いが大きかった。はじめての魚があれば、和食や寿司屋でどう使っているかを教わり、「フグの免許取りませんか?」と言われるがままに免許の講習を受け、ヒカリモノのマリネも寿司屋の酢締めをベースに独自にアレンジした。もともと先入観が無かったし、よっちゃんも僕の事を面白がって超実践的な「魚学」を叩き込んでくれた。朝起きるのは毎日キツいけど、「市場大学(僕は心の中でそう呼んでいる)」で学んだことは、血となり肉となり、ブラックバードをこれからも支えてくれることだろうと思う。
 

先日のお祭りでのよっちゃんと吉河社長。いつもお世話になっております。

 

「ジプシー・フラメンコ」&LIVEにワクワクしている私ですが、3人の子どもたちどうするの?という問題があり、行けない可能性の方が高いのです(泣)そんな子育て中の私でも気軽に、しかも子どもと一緒に楽しめるのが、水戸芸術館で毎年開催されている野外上映です。芝生にシートを敷き、念のための簡易テントまで用意して、ポップコーンを買って、ゴロゴロしながら自由に楽しみます。上映作品はいつも、子どもも楽しめる永遠の名作なので安心して見せられますし、映画館とはまた違う映画体験に子どもたちの目もキラキラ。今年2015年は、なんと、「バック・トゥ・ザ・フューチャー part2」で行った未来!あの頃想像した未来に僕らは立っているんですねぇ。

2015.9.19 18:30〜
入場無料・投げ銭制
水戸芸術館

※この企画が続いていくために、会場でぜひ寄付をお願いします!

  

9月19日から23日まで、水戸クリエイティヴウィークと題して、映画、アートなどのクリエイティヴなイベントがいろいろと開催されます。(詳細はこちらを!)

毎年子連れで楽しませていただいている野外上映も、シェフのバンドがライブをする「あおぞらクラフトいち」もおすすめですが、今年個人的に一番注目しているのが「ジプシー・フラメンコ」の上映&フラメンコライブです。カンテ(歌)とギターにスペイン出身のゲストを迎え、バイレ(踊り)には水戸を中心に活躍する熱い熱いマリコさん。映画とライブでフラメンコの世界に触れてみませんか。ブラックバードでもチケット取り扱いしています!

映画「ジプシー・フラメンコ」上映&LIVE
2015.9.21
チケット:前売り¥3,000/1d 当日¥3,500/1d
【第1部】開場 14:00 開演14:30
【第2部】開場18:30 開演19:00
会場 VOICE

「ジプシー・フラメンコ」予告
  

  
Blogを再開して1か月経った。
毎日書いていると、書く力が少しずつ戻ってくるのがわかる。基本「やる」と決めたら三日坊主はない意地っ張りな性格なので続くのは当然として、ドツボにハマらないようにいくつかルールを決めた。

ルールその①
《ラブレターとBlogは夜中に書くな》
再開前のBlogは、帰宅後ビール飲みながら書いていた。ビールの酔いに任せてハイテンションもローテーションもそのままありのまま書いてしまっていた。疲れて愚痴っぽくもなってしまい、あまりいいことがない事の反省から。

ルールその②
《時は金なり。30分以内に書く》
ダラダラ書かない。ただでさえ時間がないのにこれ以上自分の首を絞めない。ネタがない時はテキトーに誤魔化す(汗)

ルールその③
《何かを変えよう、とかイキがらない》
昔は「何かを変えよう、変えたい」と思って書いていた。「こんなに必死にやって、こんなに身を削って、こんなに良いもの出してるのに、なんでお客さんが来ないんだろう」とか真剣に悩んでいた。やっぱりそういうのって僕も苦しいし、お客さんにも伝わっていたと思う。できるだけ深呼吸して、リラックスする為に書こう。それが出来ないのならすっぱりやめよう。

脈絡のない駄文にお付き合いいただいて、わざわざ感想まで言いに来て下さるお客様に感謝!今後ともお付き合い下さい(._.)

《僕の音楽遍歴〜その①》
  
1988年。
時代はバブル最盛期。できたばかりのパルティーホール(常陸太田市にあるコンサートホール)で男闘呼組主演「ロックよ静かに流れよ」という映画を観た。男5人で連れ立って観に行ったその映画が、僕にとってのロックのはじまりだった。本当はビートルズとかピストルズとか言いたいけど、残念ながら太田の片田舎に住む小学6年生の僕にとってのロックとは男闘呼組の4人だった。
帰り道、東町にあった西野商事(店内の半分が家電、残りがCDとカセットの店)でサントラ「ロックよ静かに流れよ」のCDを買った。特に映画の挿入曲「Lonely」という曲が大好きで、テープに入れて数ヶ月前に買って貰ったウォークマンに入れて何度も何度も聴いた。メロディーも歌詞も、全部好きだった。

何年か前に思い出してYouTubeで検索したら「ロックよ静かに流れよ」が全編上がっていた。映画は酷い代物だったが、あの曲は色褪せず心に響いた。駆け回った田んぼ道や神社の境内の風景、レンタルビデオ屋の駐車場で食べたカップヌードルとハタヤのチキンの匂いまで運んできた。iPhoneの小さなスピーカーから流れる古臭い曲が連れてきた、ただ生きていれば幸せだった時代の幸福な記憶は、鼻の奥が痒くなるような不思議な感覚を僕にもたらしてくれた。http://youtu.be/t2XAVhPWMlw

  Shazamというアプリがある。
流れている曲をスマホに聞かせるとそれが何の曲かかなりの確率で教えてくれるというもので、僕の周りの音楽ラヴァー達はみんな使っている。クラブなんかだと直接DJに聞くわけにはいかないから凄く便利なんだけど、カフェとかで使うのは「なんだかなぁ」と思ってしまう。
「昔は○○だった」みたいなことを言うとおっさんみたいで嫌だけど(十分おっさんですが)、若い頃好きな店に行って、本を読みながらBGMに耳を傾けるのが大好きだった。好みの曲が流れたら「この曲イイですね。誰ですか?」と聞いた(これは今でもやる)。お店の人は絶対教えてくれたし、「この辺好きなら○○○とかも気にいると思いますよ」みたいな会話をたくさんした。だからお客さんに曲を聞かれたらどんなに忙しくてもアーテスト名と曲名を書いたメモを渡すようにしている。アナログだけれど、そういうコミュニケーションが好きで店をはじめた訳だし。
あたりまえだけど、Shazamが悪いわけじゃないし(僕も時々つかう)、ブラックバードでは「この曲誰ですか?」と聞いて欲しい。そういう事からしか生まれない文化というものもきっとあるとおもうのだ。